■要チェック♪美しい素肌が作られることとなる時間は夜ブログ:20-8-06
おれは一ヶ月に数回、
二人暮らしの両親の元を訪ねます。
元気な顔を見るためや、
一緒にご飯をするためということもありますが、
一番の目的は「お説教」をすること。
この3年の間に、
お母さんは2年続けて軽い脳梗塞を患いました。
そして、短期間の入院生活の間に筋肉はやせ細り、
足やコシが急激に弱くなってしまいました。
当時、お母さんの看病を必死にしていた父親も、
大腸がんを患い、重度の糖尿病である体質にメスを入れました。
トラックドライバーとして
日々重労働をこなしていた父親も、
長い入院生活で
すっかり骨ばかりの足になってしまったのです。
息子と同居していない両親にとって、
思うようにからだを動かせなくなったことは、
本当に痛手でした。
掃除、洗濯、お買い物、今まで普通にできていたことが辛い。
だから動かない。
動かないからさらに筋肉、体力が落ち、もっと辛くなる。
そんな、どうしようもない迷い道に入りかけていました。
でも息子だからこそ厳しく言える優しさ。
体力を回復し介護を卒業してもらうために、
自宅での筋力トレーニングを両親にすすめました。
重い道具や高価な器具はいりません。
筋力が落ちてしまった両親には、
普段使っている座布団や枕だって、トレーニングの道具になります。
椅子やソファーにコシ掛けている時間も無駄にしません。
踵を床につけたまま両足をそろえ、
つま先をグイッと上げたり下げたり…
一度やめてしまうと次やったときすぐ疲れてしまい、
続けるのを諦めてしまいます。
そんな時こそ、息子からの愛情たっぷりのお説教です。
こんな小さなトレーニングでも積み重ねることで、
お母さんは杖を、父親は半寝たきりを卒業することができました。